IRAN-Isfahan

Isfahan2 世界の半分

「世界の半分」と称される街、イスファーハン。
イスファーハンはイランの古都として有名な街、日本でいえば京都に似ている。
イランの国教であるイスラム教シーア派を初めて国教と定めたサファビー朝の首都であった事や中世のペルシャの街並が残っている事、イランの国の中心ぐらいの位 置にある事等々。
二つの都市のそれぞれの国における歴史的位置づけという視点から眺めると、歴史的に国家の象徴的な中心性をもっていた事、歴史的街区をもつ事等、二つの都市の共通 点は多い。
Masjed-e Imam(マスジェディ・イマーム)はこの街の中心にある、この街を代表するモスクといえる。
厚い壁をくり貫いた入り口から建物の中に入り、45度、斜め右に軸が振れそのまま移動し、教会の前の中庭に面 するとそこには外の喧噪から遮断された静寂の空間がある。
中庭の中心にある池から立ち上がる噴水は、ちょろちょろと中庭の中に水の跳ね返る音だけが小さく響いている。
外の音は何も聞こえない、水の音だけが聞こえるその空間は心地よい緊張感を感じる。